スポーツ

今ではスポーツを観戦するのはゴルフくらいで野球もサッカーもあまり見なくなった。野球の観戦なんか以前はあれだけ熱中していたのがうそのようだ。それに反してスポーツをするほうは若い時より増えているように思う。

まずゴルフだがこれはいくらやっても飽きることがないし、それかと言って一直線に上達するわけではないので上級者になるのに時間を要する。といって我々アベレージゴルファーの場合、練習時間も限られているしキャリアが長くなると熱も次第にさめてきてそこまで集中して練習も出来ない。しかし打ちっぱなしの練習をするのは時間潰しには打ってつけだ。用のない日曜日など昼くらいから練習場にいってああでもないこうでもないと試行錯誤を重ねて球を打っていくのは楽しいことだ。

時にはクラブを放り投げて帰ってしまいたくなるほど打ちのめされることもあるが、時に予期せず技術的に開眼してベストスコアが出たりする。 私の場合もすでに２０年以上プレーしているが未だにベストスコアを更新しハンディアップしているのは遅いながらもまだ上達していると思う。こんなスポーツは他にあまりないのではないか。

「ゴルフの唯一の欠点は面白すぎることだ」これはイギリスの格言だが、中世のイングランドでは何回もゴルフ禁止例が出ている。
これは騎士が武道の鍛練をしないでゴルフにうつつを抜かすので、ゴルフを止めてもっと騎士道の鍛練をしろ、ということのようだ。

日本ではもう一つ大きな欠点がある。とにかくプレー費が高すぎることだ。ゴルフは家族でプレーしても面白いと思うがこれだけ高いとファミリーで楽しんだりしにくい。 そのような欠点がありながらも、その奥深さのためゴルフとは体力の続く限り縁を切れそうにない。


次にウィンドサーフィンだがこれはゴルフと違って何時でも行けるというわけでもなく、回数は年に数回と少ない。それだけにまた別の面白さがあるのだが。これも上級者になると一年中出来るのだが、特に私のような初心者はオフショアといって陸から海に向かって吹く風の時は危険で出来ない。今度のグアムではオフショア気味だったがそうチャンスはないので強行した。

やはりというか気がついたら沖に流されていた（といってもたいした沖ではないが）。それでも沖に流されるというのは気持ちが悪いものだ。 一応、風上にある岸に向かって行こうとするのだが意に反して風下の沖に行くばかりだ。しょうがないのでボードに伏して腕かきで岸を目指した。 ところがこれがなかなか進まない。泳ぎには自身があり海なら１０キロメートルくらいなら大丈夫だと思うのだが、何しろボードとセイルを引っ張って行かなければならずこれが負担になって思うようにならない。そのうちに腕の力が入らなくなってきた。

いよいよヤバイな、助けを呼ぶことも考えないといけないかなと思っていると目の前に海水浴客との境を設けるための網があった。 どうにかそこまで泳ぎ着いて後はその網のロープを引っ張ってやっと帰り着くことが出来た。 やはり初心者にはオフショアは鬼門だ。といっても年に数回では永久に初心者だろうが。

それに雨でもだめだし、寒いとだめ、海水浴客のいる夏休みはだめ(サーファーは制限される）、こんな条件を満たしてしかもゴルフの予定が 入ってない日曜日というのはそんなに多くない。 その条件に当てはまって海岸に行ってみると風が吹いてない、ということもある。こんな時はがっくりだ。

健康のために始めたウォーキングだが今は病みつきになっている。歩いていると何とも気持ちよくて今では用もないのにあちこち歩き回っている。これはスポーツといえるかどうか分からないが、ゴルフやウィンドサーフィンと違って毎日出来るので運動の効果としては大きいと思う。 私の場合は通勤をウォーキングにしている。さすがに今の時期は暑くて診療所につくとシャツを着替えないといけないほど汗が出るし、帰りは 自宅に着くとビールが美味くてガブガブ飲んでしまうので、歩いた分以上のカロリーは補給してしまうが。

このようにかなりスポーツには嵌まっている生活を送っていますが、どういう訳かスポーツを見るほうはまるで興味を失ってしまい、野球のナイター中継なんかは全然見なくなってしまった。広島カープのファンだが今年のように連敗が続いても何ともなくなった。
ゴルフはさすがに自分でプレーしているためか見ても面白い。民放、ＮＨＫのＢＳ、ケーブルテレビなどのゴルフ番組を探して見ている。

以上、私の最近のスポーツに関する状況を書き込んでみました。