空気と水と健康

空気と水と健康について共通点といえば、「失って、始めて有難さが分かる」という事だろうか。空気と水はこれが無ければ生きていけないほど重要なものだが、普段はほとんど意識することはない。健康もそうで、今まで健康なのが当たり前だったので、あまり考えた事もなかったが、どうも最近調子が悪い。以前、手首を痛めてゴルフに支障をきたして困っていたが、それがやっと治ったと思ったら、今度は左肩から前腕にかけて痛み出した。

今週の日曜日に、ゴルフに出かけて１時間くらいプレーした時にもこの痛みが出現した。久しぶりに気持ち良くラウンドしていたのに、結局痛みに耐えられずに半分プレーした時点で中断した。この痛みはかなり強くて就寝中も痛みで何度か目を覚ます。一番困るのは、一旦痛みが生ずるとどんな体勢をとっても痛いことだ。これは非常に嫌な気分になるもので、痛みを軽減する方法が無いというのは、人を意気消沈させるものだと今更ながら感じ入った。

困った事に、歩いたりキーボード入力の時に特に痛みが生じやすい。これは私にとって都合が悪いことで、今まで痛みでこんなに困った事はないといって良いくらいだ。あまり痛みが強いので、今も片手で入力しているが、日頃とあまりに勝手が違って、書き込みが異常に遅い。多分、この文章も短いものになると思うが、それはこの痛みのせいだとご理解願いたい。また徒歩通勤をしている私には、歩行中の痛みはかなりの苦行になる。従ってどうしても車での通勤が増えてくる。

私の場合、あまり医者にかかる事はないのだが、今回は我慢できずに整形外科を受診する事にした。前回、左手首を診察してもらった医院に予約の電話を入れて、今日の午後にでも早速受診してみるつもりだ。多分、年齢とともに弱ってきた筋肉や腱が、あまり準備運動をせずにゴルフのスウィングをしたことなどで悲鳴をあげているのだろうと思う。また、しばらくゴルフから遠ざからないといけないのだろうか？　まだ４８歳だというのに、こんな事では先が思いやられる。

日曜日のラウンド中に痛感したのは、「体の痛みもなく、良いコンディションでゴルフが出来ることはなんと幸せなことだろう！」ということだった。今まで、こんな事はほとんど考えたこともなかったが、やはり健康は失ってみないと、なかなか有り難味は感じないもののようだ。今の気持ちでは、痛みが消えたら精一杯練習してシングルプレーヤーを目指そうと燃えているのだが、これがいざ痛みが消えた暁にはその気持ちも失せてしまうのかもしれない。

今回は痛みが強かっただけに、健康の有難さもなお一層重く感じた。それにしても速く治ってもらわないと、これからの正月休みにも支障が出そうな状態だ。普段あまり意識することはないが、加齢による身体の変化は着実に進んできているようだ。