春の訪れ

どうやら やっと待ちわびた春が来たようだ。７日の日曜日はゴルフに行ったが、３月とは名ばかりの雪の舞い散る大寒の一日だった。ゴルフ自体の調子も良くなくて、寒さも異常だったので結構辛い一日だった。やはり同じ一日なら春の陽光の下で思いっきりゴルフを楽しみたいものだ。週間天気予報によると、一週間後は気温も１０ 〜１５度近く上昇しているのようだ。そしてさらにもう一週間もすると桜の花の満開の中でプレーできるのにと思うと、７日のことは非常に運が悪かったと思わざるを得ない。僅か一〜二週間の違いで天国と地獄のような差があるものだ。

しかし近頃は朝夕に通勤で歩いていると真冬とはまるで違った景観にお目にかかる。それは路傍の草花だが２月までの茶色に枯れた草花が緑に彩られてきて、早いものでは花を咲かせたものまである。 先週までは気温はまだまだ 低かったが、自然の生物は既に春を迎えつつあったのだ。私がこれほど雑草にまで興味が向くようになったのはやはり通勤を車から歩くように変えてからだ。車ではあっという間に通り過ぎる道も歩いているといろいろな景色が目に入ってくる。草木にしても外見の違いだけでなく香りも様々だ。 これらを充分味わいながら歩いていくのは素晴らしいことだ。

最近は ゴルフをしていてもスコアだけでなくコース内の植物にも注意が向くようになって来た。ティーショットを打った後、コースを歩いていて生い茂っている草木が気になった時に名前がわからずキャディーさんに尋ねたりで、我ながらこれには年も関係しているのかなと苦笑することもある。振り返れば、ゴルフ のプレー中でも今ではウオーキングのフォームを考えて歩いたり（同じ距離でも胸を張って大股で歩くと足腰の強化やダイエット効果には大きな違いがある）、草花を楽しんだりしてプレーしている。それに反して昔はスコアだけしか関心がなく、今からすればゴルフを半分しか楽しんでなかったような気がする。

これなどはゴルフを始めた２２歳の頃に戻れたらもっとゴルフを効率的に楽しめたのではないかと悔やむこともあるが、人生の知恵とは何時もこんなもので過ぎ去ってみないとなかなか気がつかないものらしい 。今日のポカポカした天気を見ていると、これからは暖かい天気の下でゴルフが出来そうでワクワクしてくる気分だ。この冬から春への移行期は四季のはっきりした日本でも最も素晴らしい季節ではないだろうか？　この時期は毎年そういう感じを持つが、年齢とともにそ れも強くなって来ている。５０歳の大台を迎えて 益々年齢を意識せざるを得ないようなことが増えて来ているようだ。