凶悪犯罪について

愛知県豊明市で信じられないような凶悪事件が発生した。深夜に家に押し入って父親を除く家族４人を皆殺しにしてその後に放火している。その夜に限って父親は仕事で不在で、どうもそれを知ったうえでの計画的犯行らしい。その犯行は異常で母親と娘は顔や体を執拗に刺されており、男の子は頭をハンマーのようなもので強く殴打して殺されている。 その後に灯油をまいて火をつけている。これらは強い殺意と恨みのこもった犯行のように思われる。

以前ならこれほどの凶悪犯罪は被害者に強い怨念を持っている人間か精神に異常を来たしている者に限定されていて、それ故犯人もすぐに逮捕されることが多かった。しかし最近はどうもそうでもないらしい。数年前の世田谷区の一家惨殺事件や福岡の殺人事件も同様だが、被害者と関わりのない者によるある意味で冷静な犯行で、警察もこれまでのアプローチでは追い詰めることができないケースが多いようだ。世田谷区の事件は未だに未解決だがどうも被害者に近い人間ではないようだし、福岡の事件にいたっては単なる金目当ての強盗だった。結局、数万円のために多数の殺人を起こすことになっている。強い 恨みや強烈な殺意を抱かないまま、子供を含めた一家を皆殺しにするほどの事件を起こすわけだから捜査も本当に難しくなってくると思う。

それにしてもどうして日本でこのような凶悪な殺人事件が発生するようになったのだろう。私はこれは社会の変化とりわけ外国人の流入が大きな要因になっている可能性が高いと思う。昔から日本は安全神話があり、強盗などでは複数人を殺すほどの凶悪事件はおきる頻度は少なかった。もし仮に複数人を殺すような殺人事件が起こったときは、 前に述べたように非常に限定された特殊な人間によるものがほとんどだった。ところが外国人についてはこのような常識は通用しないようで、僅かの金目当てに殺人事件が発生する傾向にある。また日本人には少額でも外国人にとっては貨幣価値を考えると結構な金額となることもある。

しかもその傾向は次第に強くなってきているようで、残念ながらこの先もこの流れは変えられないだろう。これは欧米では顕著だが、それは欧米では移民を大量に受け入れているのでどうしても彼らによる犯罪も多くなってくる のは避けられない。アメリカは別格としても、日本の移民受けれ人数と比べるとヨーロッパやオーストラリアではかなり多数の難民を受け入れている。こういう社会ではかなり以前から犯罪の抑制策を講じつつ移民を受け入れるという方針を採っている。社会全体がそういう状況に慣れている面がある。それに対して日本はどうだろうか。これまで鎖国とは言わないまでも極端に移民を制限してきた。外国の血が入ることを生理的に嫌がっていたのかどうか知らないが、これまではそれでもどうにかやって来れた。

しかし日本の出生率が極端に減ってきている現在ではこれまでのような移民制限の政策は採れないだろう。嫌でも外国人を入れて不足する労働力を補う必要性が生じてくる。つまり今後は外国人を入れた上で共存共栄する方法を探っていくしか日本人の生きる道はないのではないだろうか。となると 必然的に今後は外国人による凶悪犯罪が現在よりも増加してくる可能性があるが、それも日本人が選択した道に他ならず、今の出生率を考えると他の選択肢はないのだろう。