警察について

振り返ってみて今までほとんど警察の世話になったことはないのだけれど、最近警察に頼る事件があった。それは去年から時々あったことなのだが私の医院（ビルの２階にある）の玄関付近で２０才前後の浮浪者がホームレスのように夜を明かすようになった。
朝、出勤すると玄関の周りに新聞紙が敷いてありコンビニで買ったと思われるカップ麺や牛乳、パンの食い散らかしたものが残っていた。

初めは無視していたが次第にエスカレートしてきて、最近は玄関ドアのガラスに悪戯書きをしたり新聞紙を燃やした跡が見られるようになった。これはもう無視できないので派出所に電話していろいろ調べて２階部分なのでパトロールが回ってなかったので今度はパトロールしましょうと言う話になった。

ところがその後ほとんど毎日のようにその浮浪者が来るようになった。パトロールしているにしてはおかしいので派出所に電話すると「見つけたら１１０番通報してください」という返事でパトロールもしてないと言うことだった。被害届も出さないで良いでしょうと初めから逃げ腰だったし当てにならない警察だなと思って友人に言うと「大体こんなものだ」とのこと。 派出所レベルでは限界があるのだろうがもうちょっと対応を考えてくれても良いのではないかと思う。

そうこうしているうちに昨日、私の医院の忘年会があった。１１時半までカラオケで歌って医院に戻ると何と浮浪者が玄関先で寝ていた。そこで１１０番してパトカーを呼び捕まえようとした。ところがこちらの手違いでパトカーが来たときには逃げれられた後で目的を果たせなかったが 駆けつけた県警の署員はテキパキと捜査を進めてさすがに場慣れしている感じだった。

署員は４人で周辺の隠れていそうな場所をくまなく探しまわり、いないと分かると今後の指示を出して帰っていった。やはり初めから県警に頼んだほうが良かったようだ。それに人は見かけで判断してはいけないのかもしれないがこの県警の署員の体つきの屈強なことと言ったら見ただけで浮浪者も逃げ出しそうなほどだった。 事実、我々に悪態を吐いていた浮浪者もあっという間にいなくなってしまった。
それに比べ派出署員の頼りないことといったら････。

あまり御厄介にならないとは言うもののこんな時に最も頼れるのはやはり警察なのであり難いと思う。またどんな職業でも同様だと思うが慣れている専門家に任せないと上手く行かないと思う。つまり派出署員にはもっと別の仕事があり不審者の対応については日ごろそのような業務になれた県警署員が専門家と言うことになるのだろう。そのへんを間違うと警察への不満になるのではないだろうか。
どちらにせよ早く不審者を捕まえてすっきりしたいものだ。