弁護士

どうも最近弁護士について「おや？」と感じることが続くと思う。例えばオウム裁判や毒入りカレー事件についてだ。 裁判というものはどんなに理屈を付けてもはじめから１０年〜２０年かかるように持っていくのは正常とは言えないと思う。
ところがこの２つの事件では初めから長期裁判を狙ったり、被疑者に供述させないようにしたりと、正常な裁判をして真相を明らかにするというよりどんな手段を採ってもとにかく被告の刑を軽くするという事だけを狙っているように思う。

もちろん依頼人の利益を計るということは弁護士の重要な仕事だろうがそのために正常な裁判の運営を妨げたり、被疑者に供述させないように入れ知恵するのはどうかと思う。 弁護士は依頼人の刑を軽減できれば評判も上がって来るだろうし、真相を明らかにしても依頼人の刑が重くなるようだと評判には繋がらないだろう。それは分かるしジレンマがあるのだろう。 だからといって今のような弁護体勢を見せられると弁護士も生活のためなら何でもするのかと諦めにも似た感情が湧いてくる。

それにしても今の法律ではこれからの刑事事件には対処できないのではないだろうか。 現在日本では９割の犯罪人が自供をして裁判に臨むのに対し、アメリカでは逆に９割が自供しないで裁判に入っていくという。 日本では自供を裏打ちする物的証拠を見つけるのが大きな仕事になるようだ。ところが今回の毒入りカレー事件のように日本でも今後は自供がだんだん得られなくなると予測されている。

今までのように物的証拠がないと状況証拠は真っ黒なのに無罪になると言うのではこれからの裁判は無罪のオンパレードになるのではないだろうか。やはり社会が変わるとそれに沿った法律が必要なのではないだろうか。そうしないと国民の間に大きなフラストレーションが溜まってくるようになると思う。

それに少年犯罪も法律を変える必要があると思う。とにかく最近の少年の犯罪は程度がひどい。また２０才になるまでは殺人を犯しても刑が軽いということを意識している。こんな輩に殺された被害者はたまったものではない。 こんな事を書くとまた妙な人権屋がクレームを付けそうだが私はそんな人権を口にする人の言うことは全く聞く耳を持たないので気にしない。

まず犯罪者の人権より被害者の人権を考えるべきだと思う。そのことを言わないで犯罪者の人権ばかり声高に叫んでいるのはどう見ても賛同できない。
最近不審者が私の医院の玄関付近で寝泊まりするという事があったので犯罪について考えるようになって、今回はこのような書き込みをしてみました。