ＩＰ電話

先日自宅でくつろいでいたらプロバイダーのほうから電話があり、「ニフティからユーザーの皆様へのサービスにより今後は料金は今までと変わらず通信速度が８Ｍから４０Ｍに上がり、ＩＰ電話もかけられる ようになります」とのことだった。どうも話がうますぎるし、最近電話による詐欺が蔓延していることから初めは半信半疑だった。

「本当に料金は変わらないの？　モデム料などと言って金を取るんじゃないの？」、「設定がいろいろ難しいんじゃないの？」といくつかの質問をぶつけたが詐欺らしい雰囲気はない。どうも最近のプロバイダー間の競争によるサービスの一環のようだ。

そのことはすっかり忘れていたが昨日プロバイダーからモデムが送られてきた。早速取り出して説明書を見ると、接続するだけで特に設定も必要ないようだ。確か今まで使っていたＡＤＳＬのモデムは初めにかなり煩雑な設定が必要だった筈だが・・・・・。そこで説明どおりにモデムを繋いで（本来はこれは簡単な作業だが、私の場合は電話機のモジュラージャックが特殊でちょっと手間取った）、電話をかけてみるとすんなり繋がった。こんな簡単な操作でＩＰ電話もかけられてインターネットもずいぶん速く繋がるようになるなんて随分得した気分だ。

ＩＰ電話の長所はまず料金が安いことだ。一般電話にかける場合は日本全国どこでも３分間８円だし、ＩＰ電話同士だと無料だ。また携帯電話や国際電話をかける時もかなり格安だ。これは私のように仕事で使う場合には馬鹿に出来ないほどの経費節減になる。以前は音質が悪かった時期もあったようだが、今ではまったく違和感がない。本来は市内にかける場合でも市外局番をプッシュしなければならず厄介だが、これも簡単な設定で不必要になる。つまり 今までの電話となんら変わることなくメリットのみ享受できるわけでなんとも便利なツールができたものだ。 ＩＰ電話同士は無料なので、今後一般家庭がＩＰ電話に代わっていくとどんどん電話料金が下がっていくことになる。早くそうなって欲しいものだ。