春の変化

10日の日曜日にゴルフコンペに参加するためにホームコースに行ったところ、ゴルフ場の芝生が一面緑色になっていて少なからず驚いた。一週間前も同じフェアウェーを歩いたのだが、その時はまだ茶色の芝が多くて様相はまったく違ったものだった。このように あの広大なゴルフ場の芝生がたった一週間でこれほどまでに変貌を遂げるとは自然の驚異的な力に感動さえする。

思い返してみると、今までも早春には短い期間にゴルフ場の芝生はその色を変えてきていたように思うが、今回はちょうどこの時期に雨量や気温などの条件が揃っていたのだろう。それと 芝生の色の変化がいくら大きくてもこの時期に何週か続けて同じゴルフ場に来ないとその変化に気づかない。いくつかの条件が揃って今回のような感動的な体験をすることになったのだろうと思う。

それにこの時は満開だった桜の花が少しずつ散りつつある時期で、桜吹雪の中でのラウンドとなりなんとも幻想的な雰囲気の中でのゴルフだった。生垣には真っ赤な椿や白いコブシの花も咲いていて、思わず足 を止めて見とれるほどの美しさだ。自然には恵まれているこのゴルフ場においても、これほどの景色はそうざらに ある訳でなく、この美しさもあと１〜２週間で消え去ってしまう運命だろう。まことに惜しいことだが、その後は芝生の緑自体は今よりももっと濃くなるしまたツツジなど別の草花も登場してくる。今とは別の景色も楽しめるだろう。

この日ゴルフプレー自体はそれほど調子良くなく、本来ならそれほど満足できるコンペではなかったと思うが、この日だけはそんなことはまったく気にならず、ほのぼのした気分で友人との食事を楽しんでゴルフ場を後にした。何時もこの日のような余裕を持ってゴルフのラウンドをエンジョイしたいものだと思う。確か以前も同じような文章を書き込んだような気もするが･･･････。