ダイエット2

６月に調べた血液検査のデータがかなり悪くて渋々ダイエットを始めることになった。これは途中経過で一度報告したように、経過は思いのほか順調で その結果を見るために再度採血していくつかのデータをチェックしてみた。６月に行った多くの検査項目の中で異常値を示した項目が６つあり、これらはほとんど脂肪関係の項目だった。現在 その当時より６キログラム減量しているが、今回のデータは自分でもびっくりする結果だった。

その６項目とは総コレステロール、ＬＤＬコレステロール（いわゆる悪玉コレステロール)、中性脂肪、総脂質、γーＧＴＰ、ＧＰＴで前から４つは純然たる脂肪のマーカーであり、これらは食事と運動さえ気をつければ減っていく筈だ。後の２つはどちらかと言うと酒の関与が大きく、食事だけでは駄目で酒量を抑えないと難しいだろうと思っていた。しかし兎に角まずは脂肪関係の４つを改善させるべくカロリーを押さえ気味にしてどこまで落ちるか試してみた（なお総コレステロール、中性脂肪、γーＧＴＰの３項目は大幅に正常値を超えていた)。

その結果だが、この６つの項目は何と総て かなりの余裕を持って正常値に入っていた。運動はウォーキングだけでそれまでと変化はなかったので、やはり肥満や生活習慣病は食事の関与が如何に大きいかを示していた。また驚いたのは酒はそれまでと同じ量を飲んでいたのでγーＧＴＰとＧＰＴ は改善を期待していなかったが、これらも完全な正常値に復帰していたことだ。

ということで肥満は如何に食事にかかっているかということが今更ながらに思い知らされた結果になった。こんな事は誰でも知っていることで特に目新しい発見ではないが、今回特に 注目したいのはダイエットが意外と簡単にできるということだ。結局、飽食の現代ではダイエットは多くの人が試みるのに、食欲という本能を抑えられずに失敗したり一旦は成功してもリバウンドを来たして結局元に戻ってしまう ことが多い。

これらは目標の体重まで必死で我慢して減量を成し遂げようとして、仮に上手くいっても生活を元に戻すとまた体重も戻ってしまうということを繰り返すことになる。結局、我慢を強いる方法では何度やっても元に戻ってしまう可能性が高い。つまり毎日の食生活において我慢しないでカロリーを落とすことが重要だ。それにはやはりローカロリーで嵩のある野菜を上手く取り入れることが秘訣だろう。

それは私の場合はキャベツが好きなのでこれをメインにした。今までのデータを振り返ってみると、私は夕食のカロリーが多すぎた。朝は４点（１点＝８０キロカロリー)、昼は７点なのに対して夕食は２０点くらい摂っていた。 何と一日の摂取カロリーの３分の２を夕食で摂っていることになる。そこで夕食は１０〜１１点食べたところで、キャベツに切り替えてそれ以降はカロリーのある食材は食べない。この計算は面倒に思うかもしれないが、慣れると簡単で食事をしながらほんの１０秒もあれば暗算できる。これだといつもある程度の満腹感を感じながらカロリーを抑えられるので、簡単な上に長続きする。皆さんも自分にあった野菜で是非試してみてください。その効果に驚くこと請け合いだ。