年金未納

今、巷で年金問題が話題沸騰している。不安に駆られた受給者が社会保険事務所に出向くと、３〜４時間待たされた挙句に収めたはずの年金が未納だということが判明し たりでどうしようもない状態だ。これは以前から報道されていたが、社会保険庁のあまりのデタラメぶりに開いた口が塞がらないという感じだろう。

私も早速、自分の年金を調べてみた。私の場合は以前からインターネットで自分の年金の状態を閲覧できるようにしていたので、わざわざ社会保険事務所まで行く必要はなく、パソコンの前で簡単に作業を終えることが出来る。以前から何度かこのサイトで自分の年金を確認していたが、これまであまり細かくは見てなくて 、将来どのくらい支給されるのかを試算する程度だった。

ところが今回自分の納付記録を注意深く見てみると、なんと私の場合も３年間の未納期間が見つかった。これはちょうど私が大学院に在籍していた期間で、４年間のうち３年間がごっそり未納期間になっていた。この期間は私の子供たちも健康保険で出産しているし、明らかに厚生年金を納付しているのは間違いない。だが困ったことに自分がこの期間どこで勤務していたかがまるで分からない。

これはおかしいと思われるだろうが、これには少々後ろめたい事情がある。（医師であれば大体察しがつくと思うが・・・）以前は医師系の大学院生などの場合は書類上だけの勤務があり（あまり大きな声ではいえないが）、ご多分に漏れず私もその恩恵に与っていたのだ。と言うことで、ほとんど書類上だけの勤務であり、一体自分がどの病院に勤務していたのか今となってはさっぱり分からない。

現在、安倍総理は未納の場合でも領収書があれば問題なく納付に変更するし、無くても勤務していた会社などの証言があれば納付扱いにするということを明言している。ところが私の場合のように、その会社自体の記憶がない場合はお手上げだ。かと言って、「自分は間違いなく （どの病院か分からないが）病院に勤めていて年金は払っていた！」と言えるわけないし・・・。

と言うことで私の場合は間違いなく払ってはいたんだが、それを大きな声で主張することも出来ない立場に居ることになる。結局、この３年間分は最終的には未納になってしまうの だろう。これは自業自得と言えないこともないのかも・・・・。