災難

上海から帰って、娘→妻→私の順で酷い下痢に見舞われた。妻は比較的軽症だったが娘と私は酷い下痢が続いて一時はどうなることかと心配した。食事も雑炊と梅干くらいしか摂れなくて、娘は近所の内科を受診して薬を処方してもらった。それと同様の薬を私と妻も服用したがなかなか改善しない。

娘が帰国翌日の水曜から発症し土曜になってもまだ続いていて、私は後から始まっただけに娘よりもっと酷く完全な水様便で回数も一日に１０回くらいだ。腹痛はほとんどないものの一番困ったのがゴルフに関してで、８月は１回しかコンペの予定が無く楽しみにしていたのにそれをキャンセルせざるを得なくりそうな状況だ った。

どうにかして参加しようと思って、土曜日から強めの下痢止めを服用してみたがそれでもあまりトイレの回数は減らない。しかも栄養の摂取が極端に落ちているので、この暑さの中で一日ラウンドするのは無理だろうと判断して泣く泣くキャンセルを入れた。それどころかこんなに何日も強い下痢が続くのなら食中毒も考慮に入れないとならないだろう（一応内科ではウィルス性の腸炎との診断は受けていた）。

日曜日の夜にゴルフのドタキャンの侘びをかねてゴルフ友達（内科医）に電話を入れると、サルモネラやビブリオなどの細菌性下痢の可能性もあるから便の検査のオーダーを出すことと抗生物質は飲んだほうが良いだろうとの事。早速家にあった強力な抗生物質を飲み始めたが、そうすると翌朝は少々症状が軽くなっていた。そのまま今日まで抗生物質を続けたが、今ではほとんど治った状態まで改善している。

ここまで抗生物質が効くのは、ちょうど治る時期に当たった可能性も無くはないが、やはり細菌性の下痢だった可能性のほうが高いだろう。と言うことは、食中毒だったのだろうか？　電話で尋ねると中国で何日か一緒だった人達はどうも なかったようだから、福岡空港からの帰路にうどんのチェーン店に寄って食べたものの中に原因があった可能性が考えられる。

ここで長女以外の家族４人がうどんとオデンを食べたが、この４人全員が同じような下痢をしている。ただこの４人は上海でも同じ食事をしているからこのうどん店が原因だと断定は出来ない。かと言って、上海のどの店が原因と言う判断材料も持ち合わせていない。 もう全員ほとんど治っているし、結局は今回の件はうやむやになってしまうのだろう。原因菌だけは検査に出しているので判明するかも知れないが・・・。