デジカメ

日曜日に ゴルフコンペで入賞しデジカメをゲットした。この会は純粋にゴルフのスキルを磨くことが目的であり、その結果としての景品にはそれ程重きを置いてなくて 毎月のコンペでは質素な品が多い。ただし年に一回だが１１月だけはお祭り的に豪華商品を揃えるようにしていて、誰しもある種気合の入るコンペとなっている。

私も当然上位入賞を狙ってコンペに望んだのだが、どうも練習でのショットが出ずにパットもしっくり来ないまま終了してしまった。ただし最近のゴルフのハンディキャップはコンピューター管理のもと毎回の如く変更になるシステムになっており、それによると私のハンディは相当悪いものとなっていた。そのおかげで２位入賞ということになった次第だ。 順位こそ良いものの全く納得できない消化不良のラウンドだった。

表彰式では商品が決まっているわけではなくて、上位入賞者から好きな景品を選んでいく方式だった。景品の詰まれたデスクを見渡すと、大きなソニーの薄型テレビが真っ先に目に付く。しかし後はどれが良いのかすぐには見当がつかない。当然の如く優勝者は大きなどよめきとともにそのテレビを選んだ。

次は私の番だ。景品の山の前に進むがどれを選ぶか決心がつかない。と言うのも、カメラ、ＤＶＤプレーヤー、ジューサーやステーキ用の牛肉があるかと思えばカップルでの旅行券 もあるなど選ぶ際の判断の基準が難しい。こういう場合は金額に直して高価なものから選ぶかその時に自分が最も欲しいと思っている品を選ぶかになるだろう。結局時間をかけて選べるような状況でもないので、私はいずれ購入しなければならないと思っていたデジカメを選んだ。

これは 金額にすると３万円前後の品で、金額だけからするともっと高価な品はあっただろう。これを選択した時に表彰式に臨んでいたメンバーから「あ！それは・・・・・」と失望したような声を耳にした。「２位なのにそんなものを選んで・・・」という感じだったのかもしれない。私もそんな気がしないでもなかったが、なにしろ時間の猶予が無かったのと今持っているデジカメが７年前に買ったものでいろいろな面で時代遅れの感があったのでこれに決めた次第だ。

このデジカメはウィンドウズ９８の時に買ったもので、ウィンドウズＸＰやビスタでは使えないため自宅にある最も古いパソコンでしか撮影した写真を保存できなかった。しかもこのパソコンも 最近ビスタに変えたので既にこのデジカメの写真をパソコンで処理することは出来ない状態になっていた。これでやっとデジカメをパソコンで扱えるようになった訳で、今回の景品 を選択したことは私にとって失敗とは言えないだろう。