肋骨骨折

どうも最近悶々として日が続いている。それは 先日ゴルフの練習中に肋骨を痛めたのが原因でゴルフに行くことが出来ない状態が続いているからだ。そもそも二週間前にボールを打っている時に右の背中に違和感が発生し一週間休んで再び練習に行ったのだが、これ が一球目から同部が痛んでスウィングできなかった。今までこれ程続く痛みはなかったので単なる筋肉痛ではなく骨折だろうと思ってメールで友人の整形外科医に尋ねたら、やはり骨折の可能性が高く即座に 三週間のゴルフ禁止令が出された。

ただ 日常生活では ウソのように全く痛みを感じないので、始めはたかを括っていて一度打ちっぱなしに行ったのだがやはり痛みのために全くスウィングできない。これではいつまで経ってもゴルフに復帰できないと思って、現在 三週間の安静期間を設けてクラブを握らない生活を送っている。ところがこの三週間というのは思った以上に永くて大変だということが実感されてきた。

ゴルフ場のラウンドは当然だが、打ちっぱなしが出来ないことが予想外にストレスになる。これまで水曜日やラウンドのない日曜日には大概練習場で２時間ばかりボールを打っていたのだったが、これは 単なる時間潰しやストレス発散、技術の向上などいろいろな目的があった。ただ今までそれ程重要視してなかったが、この運動にはダイエットの面もバカに出来ないことが分かってきた。

それはこの運動のカロリー消費だけでなく、適当な食事量を摂取するためにも意義があるようだ。つまり日曜日など打ちっぱなしに行かないで家でのんびりしていると、とにかく手持ち無沙汰でいろいろな食べ物に目が行ってしまう。妻が買って貯めこんでいるスイーツや和菓子など、普段ならあまり気にも留まらないような食べ物を 探し当ててついつい口に運んでしまう。おまけにスウィングで消費するカロリーが減っているから差し引きかなりのカロリー過多になってしまう。これが適度な運動をしていると過剰な食欲を抑制するようで、 あまり間食を摂ろうという気が起きてこない。やはり人間は適度な運動は必要なように生まれつき出来ているのだろう。

それにしても私の場合は骨格に関する病気が多いように思う。生まれつき身体は強いほうで、これまで入院をするような重篤な病気はしたことはないが、それでも病院にかかるような病気は幾つかしている。それは頚椎と腰椎のヘルニアと今回の肋骨骨折だがこれらは総て骨格に関する病気だ。つまり生来的に骨格が弱いのだろう。父親は大正生まれの人間としてはかなり目立つほど長身の人間だったが、それでも細身で骨格は頑丈とはいえなかった。母親は背は低くて頑丈そうな骨格だったので、私の場合は父親の形質をそのまま引き継いだのだろう。

これから三週間の喪が明けるまではまだしばらくあるが、整形外科医の言い付けを守ってしっかりと骨折を治してからゴルフを再開するようにしようと今のところ固く決心している。しかしゴルフのスウィング以外には全く痛みがないのが かえってタチが悪く、これ程日常生活では全く支障がないとそのうちに悪魔の囁きが聞こえてきそうな気がして心配だが・・・・・・。