健康食品

最近の健康ブームは凄まじくて、健康食品、ドリンク剤、サプリメントなどに惜しげもなく費用をかけているようだ。病院にかける費用が一番大きいわけだから、講釈をたれることに抵抗が無いわけではないが、それにしてもちょっと行き過ぎではないかと思う。
「〇〇〇で癌が治った」、「＊＊で糖尿病が治った」という宣伝はまずマユつばと思って良いだろう。ちょっと考えると分かると思うが、この辺りの病気は世界中の研究者が血眼になって成果を競っているのに、なかなか難しい病気だ。そのような夢のような健康食品で簡単に治ってしまうならノーベル賞１０個くらいやってもおつりが来ると思う。 しかも日本人の特性として高価なものほど効くと思いがちで、そのようなものに嵌まっている人は惜しげもなく無駄な出費を余儀なくされている。

やはり健康の基本は禁煙、肥満を避ける、バランスの取れた食事、に尽きると思う。ある特定のものを食べて健康になるというのはどうもおかしいと思う。以前アメリカにおいてサプリメントで発癌性がある事が分かり問題になったが、これなんかは分かったときには手後れという事があり注意しないといけないと思う。
やはり食事の基本は３０品目をバランスよく取るという事であり、特定の「健康食品」に頼るのは本末転倒だと思う。特に日本のように豊富な海産物が充分に食卓に揃う国でこれほどの「健康食品」ブームに躍らされるのは愚かな事だと思うのだが、その真っ只中にいる人にいくら言ってもまるで聞く耳を持たないようだ。

これはまるで一種の宗教みたいなもので信じている者には何を言っても無駄で逆恨みされるのがおちのようだ。私なんかも周辺にそのような者がいるし気の毒には思うが、特に忠告したりすることはない。多分何を言っても聞く耳を持ってないだろうし、なまじその本質を知ってしまうと効いてたものがプラセーボ効果が無くなって効かなくなってしまう事もあるだろう。

プックリ肥って喫煙をして、｢健康食品」をむさぼっている人にはなんか変だなと思うが、これなんかはまだマシだと思う。最近では日本でもサプリメントが広まってきて、食事はファーストフードで済ましてビタミン剤やプロテインを浴びるほど飲んでいる人がいる。その量たるや凄まじいものでそのような光景を目の前にすると、何を考えているのだろうと首をかしげたくなる。サプリメントなんて現在の医学で良いと思うものを含んでいるだけで食材にはまだまだ解明されていない必要な成分がかなり残っていると思う。しかもそういう食材はその土地で何万年に渡って自然淘汰を受けてきたものだから、安全性も高い。
このような自然の食材をバランスよくとっていくのが基本だろう。くれぐれもサプリメントを過信してはいけませんぞ。

健康ドリンクも気になる。仕事で疲れるから一本どうぞ、という事だろうがあれも成分を見ると砂糖水でも飲んだほうが良いくらいだと思う。まあ一本１０００円以上するようなものは効かないはずはないと言うプラセーボ効果があるだろうからそれはそれで良いのかもしれないが。 また缶コーヒーなどを何本も飲むものがいるがあれも気になる。あんなブドウ糖のたくさん入ったものを何本も飲んでいると明らかにカロリーオーバーだと思う。

ということでいろいろ食品に関して最近気になることを書き込んでみました。