夜の練習

最近、食後にゴルフの練習に行くのが習慣になっている。一時、調子が悪くてそのために夜に庭で素振りをしていたのだが、素振りではどうしても隔靴掻痒の感が強く練習場まで行くようになった 。そして一旦行くようになるとそれが病みつきになった次第。夜の練習場は来場者がかなり多く、昼間より数倍も多いのではないだろうか。

夜の練習場に行くと皆仕事を済ませて思い思いに球を打っているが、一日の仕事を済ませた開放感からか独特の雰囲気がある。私のように食事を済ませて（あまり褒められたことではないが、ビールも２缶飲んで）ティーシャツと 短パンに着替えてのんびりとボールを打っている者もいれば、仕事帰りにスーツで来てネクタイだけ取ったワイシャツ姿の者もいる。

本来、私の場合はゴルフの練習は半ドンの水曜日か土曜日に限られていて、当然昼間にしか練習することはなかった。これはゴルフを始めて以来３０年間基本的には変わらない習慣だった。これは私の場合は夕食時には 晩酌の習慣があるので、たまに夜練習場に行きたいと思っても運転できないという事情があったことが大きい。

ところが最近何度か妻に送ってもらって夜の練習場に行くようになると、この独特の雰囲気に魅入られてそれが習慣になってしまった。まず昼と違ってのんびりと好きなペースで球を打てるし、周りのペースも何だかゆったりとしている。球数も昼のようにたくさんは打たないで時間的にも１時間か１時間半くらいだが、それでもチェックポイントを確認するには十分だ。 ただしちょっと虫が多いのが玉に瑕でこれには閉口するが、それも虫よけスプレーを持参すれば問題ない。

この夜の練習は水曜日や土曜日まで待たないで、すぐにチェックポイントを確認できるのが良い。何日も間をおくとチェックしたいフィーリングなどを忘れてしまうことも多く、これは夜の練習の大きなメリットだ。やはり疑問を感じた時にすぐに試せるのはスポーツに限らず習い事 を上達するうえでは重要だろう。

と言っても、夜に行くのは週に２回くらいだが、それでも昼の練習を合わせると打つ球も結構多くなっている。最近ゴルフの調子がかなり上がってきているのはその辺りの事が影響しているのだろうと思う。それに練習場には車で５分もあれば着くので、毎回送迎を頼んでいる妻にもそれ程嫌がられることもない 。またカロリー消費量も結構なものになるようでズボンのベルトも穴が一つ二つ小さくなって来ている。そういうことで暫くはこの状態で練習を重ねて行きたいと思う。