のりピー報道

最近は酒井のりピーの報道がどの局のワイドショーでもトップを占めているようだ。私もこの報道をよく目にするが、その内にいくつか不思議な点に気がついた。まず彼女の逃走劇で重要な役割を担ってい たとされる「元弁護士」だ。そもそも弁護士は医師と同じで終生有効な資格のはずで、こんな言葉は今まで聞いたこともない。もし考えられるとすればこの元弁護士が何か犯罪でもやらかして弁護士資格を剥奪されたことぐらいしか思い浮かばない。

ところがマスコミはこの不思議な点には全く解説を加えずにこの「元弁護士」を頻回に使用している。あまりにどの局も説明なしに同じような呼称を使っているので裏には何かあるのだろうと想像する。ひょっとするとプライバシー保護の観点から、この元弁護士が過去に何か犯罪を犯して弁護士資格を剥奪されたのを報道できないでいるのかもしれない。相手が法曹関係者だとマスコミも保身上それ相応に気を使うのだろう。

またのりピーの夫についてだが、最近まで自称プロサーファーと表記していた。またそのわりにサーフィンはほとんどすることがなく岡サーファーだと報道していた。またサーフィン連盟の役員ものりピーの夫は競技にも出たことはなく、プロとして登録もしてないと迷惑げに話していた。ところが本日登場した古くからの友人二人は彼のサーフィンの腕前は天才的だと証言していたのには驚いた。

マスコミなどで同じ人間についてかなり違った証言が出てくることはよくあることだが、こんなに１８０度違った証言は一寸理解しがたい。人間についての評価は見る人によってそれ程違うのか、それとも誤った取材をしているのかどちらかだろう。この点もニュースなどを見聞きする時には注意しなければならないところだ。

のりピー自身についても４〜５年前からドラッグを使っており一見してかなり異常な状態だったと証言する関係者もいれば、逮捕される直前まで全くそんなそぶりも見せず子供の学校活動も真面目にやっていたと言う人もいる。これなんかもどちらが正しいのかよく分からないところだ。 ひょっとしてのりピーが学校での行動と日常の付き合いを巧妙に使い分けていたのだろうか？　結局、最終的には裁判でいろいろな面からの検討 が進まないと分からないかもしれない。

しかしその裁判が証拠不十分でひょっとすると起訴猶予などで開かれない可能性もある。挙句の果てには真相は藪の中に消えるという経過を辿ることになるかも・・・・。