年末年始

年末年始は恒例行事になっているようにハワイで過ごした。観光にしてもアクティビティにしてももうそれ程目新しいこともなく、友人からは飽きるんじゃないかと言われるが、寒い日本を抜け出してあの常夏の花の香りに溢れたハワイの空気を吸うだけでも何だかウキウキするものがありもう４年連続で出かけている。これはリピーターの多くが言っていることだけど、のんびりしたあの雰囲気に浸るだけで特に何処そこに行くわけでもないのに妙にリラックスできる面がある。それにつられて多くの観光客がアメリカ内外から押し寄せていくのだろう。

ただハワイまで８〜１０時間の飛行時間だが次第にこれがきつくなってきている。今年はコンフォートという少し広めの座席を予約したもののそれでも８時間以上座っているのは厳しい。ビジネス席にするとほとんど寝た状態で済むので楽だが、なにしろ料金がバカ高い。一人当たり５０万円の余分な出費が求められる。この時期以外だと１０万円くらいで済むこともあるようで、妻がニューヨークに行った時などはビジネスで行っている。ただこの時期しか長期の休みが取れない小生にとっては無理で、今まで海外旅行はハワイだけでも６回、全部で１０回は超えていると思うがすべてエコノミー席だ。多分私が海外にビジネスクラスで行けるのは引退して年末年始以外にも時間が取れるようになってからだろう。それは何年後になることやら・・・。

今年新しく気がついたのはハワイの観光地やホテルで中国語の表記が増えてきたことだ。そう言えば街中に中国人らしき人々の数が増えてきているような気がした。日本にもあれだけ中国人観光客が増えてきているのでそれも当然だろう。ただ今まではハワイの観光客の中で中国や韓国人は少なかった。欧米人と東洋では日本人が圧倒的に多かっただけに、ここでも日本の国力の衰退と中国の躍進の影響が出始めているのだと少々寂しい気分にもなったがこれも世の流れだろう。

今回もあちらの食事の量には圧倒された。なにしろ一人分を夫婦でシェアしても尚且つ多すぎて食べきれないことが多く、日本では大食漢に入る小生でも食傷気味になる。あまりにシェアばかりしているのでウェイターに笑われることもあり、今更ながら日本人の食の細さを再認識させられることになる。先進国でなくても東洋でも日本人の体格は小さいがこういう所にその要因があるのだろう。そう言えば、デパートでアロハシャツを物色したが、なんとサイズがＭが大きくて結局Ｓを購入した。日本ではシャツ類はまずＬを買うのだがアメリカでは大きめなのでＭは覚悟していたがまさかＳとは！　これほど日本人と欧米人との差があるとのことなのだろう。

そう言えば、日本の若い女性が世界の流れに反して体重が減っているとのニュースがあった。なんでも世界的に体格が大型化していて体重も増加しているのに、唯一日本女性それも若い世代だけが体重が減っているそうだ。それは食を抑えてダイエットに過剰に精を出しているせいではないかと結論付けられていたが。世界中で体格が大型化しているというこのご時世に日本はどうなんだろうと心配になる出来事だった。

今回は昨年のように他の島には行かずにオアフ島だけの滞在でゆったりと過ごした一週間だった。やはりこれくらいの期間ならのんびりとするためにも一島だけの滞在が良いんじゃないだろうか。年齢的にも次第にそういう過ごし方が合うようになってきているのだろう。